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Base Ball Bear『二十九歳』を聞いた

音楽 日記

金欠だったもんで、やっと聞けました。


音がちょっと派手になったね。こういう感じも好きです。まあこれでも、現代ポップスからすると「平熱」に聞こえてしまうんだろうね。僕からすれば微熱よりかちょっと高いぐらいだと思うんだけど。嘘でも狂気か教祖を演じないと売れないのだよな。

一曲目の「何歳」、サビのメロディが、フレーズごとにオクターブをいったりきたり。熱と微熱の塩梅がおもしろい。

アンビバレントダンサーでカッティングかましてるの見たいなー。けっこうテレビ映えすると思うんだけど。ダフトパンク売れてるし笑。これまでの曲の中で一番ナイルに寄せてると思う。こいさんのカッティングは妙に質量があるけどこの曲は抑え目。
この曲でPV撮るのもありだったと思うけど。誰かリリックビデオあげないかなー。
「そんなに好きじゃなかった」のビデオも洋画字幕風の歌詞テロップを付けたほうがよかったと思う。

歌詞はまあ、なんだ、一言で言えば「人生」ですか。現在過去未来いっしょに俯瞰で見る感じ?昭和歌謡的ともいえるかも。中学生理解できんのかとも思ったり。
最近バンプの「ユグドラシル」を聞き返してみたんだけど、けっこうわたし影響受けてんなーと思ったり。これも「人生」系のアルバム。というかもう十年前か。早いなー。十年後に今の中学生が大人になって『二十九歳』を再評価したりするのでしょうな。
こないだ沢田研二バンプのプロデューサーが同じ人だということを知って、えらく納得してしまった。「時の過ぎゆくままに」の阿久悠大野克夫沢田研二をひとりでこなしているのが藤原基央、という説を考えた。


光と影、人生、というテーマではちあきなおみの『喝采』がマイベストです。

つたがからまる白い壁
細いかげ長く落として
ひとりのわたしは こぼす涙さえ忘れてた
暗い待合室 話すひともないわたしの
耳に私のうたが 通りすぎてゆく
いつものように幕が開く
降りそそぐライトのその中
それでもわたしは 今日も恋の歌 うたってる


あと、西条八十の「かなりや」も好きだな。

唄を忘れた金絲雀は
象牙の船に、銀の櫂
月夜の海に浮べれば
忘れた歌を想ひだす。


二十九歳

二十九歳